「英検準2級に何度か挑戦しているけれど、なかなか合格できない」
「勉強しているつもりなのに、点数が伸びない」
「次こそ合格したいけれど、何を優先して勉強すればいいのか分からない」
そんな悩みを抱えている高校生は少なくありません。
英検は、ただ長時間勉強すれば必ず合格できるというものではありません。
もちろん、合格するためには勉強時間を確保することも大切です。
ですが、私が生徒を見ていて感じるのは、「頑張っていない」のではなく、「勉強する順番や方法が少し合っていない」というケースがとても多いということです。
一生懸命勉強しているのに結果につながらないと、「自分には英語の才能がないのかな」と不安になってしまうこともあると思います。
でも、どこで点数を落としているのかを知り、必要な対策をすることで、少しずつ伸ばしていくことはできます。
今回は、英検準2級に何度挑戦してもあと一歩届かない人に共通する3つの原因についてお話しします。
① 単語を「覚えたつもり」で終わってしまっている
英検対策でまず土台になるのが単語です。
しかし、単語帳を1周しただけで「もう大丈夫」と思ってしまう人は意外と多いです。
英単語は、一度覚えたら終わりではありません。
人は覚えたことでも、使わなかったり、何度も触れなかったりすると少しずつ忘れてしまいます。
そのため、英単語は何度も繰り返し確認することが大切です。
また、英検では単語の意味を知っているだけではなく、文章の中でその単語の意味を判断したり、自分で使ったりする力も必要になります。
例えば、ライティングでは「知っている単語」でも、実際に英文の中で使おうとすると出てこないことがあります。
「見たら分かる単語」から「自分で使える単語」に変えていくことが、合格への大きな一歩になります。
② 長文を読む練習量が足りない
単語は覚えているのに、長文問題になると点数が取れない。
こういった悩みもよくあります。
その原因の一つは、普段から英文を読む量が少ないことです。
英検の長文では、知らない単語が出てくることもあります。
その時に大切なのは、分からない単語が1つあっても文章全体の内容を読み取る力です。
普段から長文に慣れていないと、本番で急に読むスピードを上げたり、時間内に解き終わったりすることは難しくなります。
最初から完璧に理解しようとしなくても大丈夫です。
まずは短い文章からでも、英文を読む時間を作ること。
そして、「分からない部分があっても前に進む練習」をしていくことが大切です。
③ ライティングを後回しにしている
私が生徒を見ていて特に感じるのが、ライティング対策を後回しにしてしまう人が多いことです。
「英作文は最後に練習すればいい」
と思ってしまう人もいるかもしれません。
しかし、ライティングはただ英語を書く問題ではありません。
自分の意見を整理して、それを英語の文章にする力が必要になります。
ライティングが苦手な生徒を見ていると、「書く内容がない」というよりも、「どう書けばいいのか分からない」という場合が多いです。
そのため、まずは型を覚えることが大切です。
私は生徒に、最初から難しい英文を書こうとしなくていいと伝えています。
まずは、
・日本語で自分の意見を整理する
・英検で使いやすい表現を覚える
・自分が間違いやすい文法を確認する
・簡単でも正確な英文を書く練習をする
という順番で取り組むことを大切にしています。
特に、
・三単現のs
・時制(過去形など)
・冠詞(a / the)
などは、意識するだけで減らせるミスです。
難しい表現を使って間違えてしまうよりも、シンプルな英文を正しく書けることが合格につながります。
残り2か月だからこそ、やることを絞る
英検までの期間が短くなると、
「もっと新しい教材をやった方がいいのではないか」
「今の勉強量で足りるのかな」
と不安になることもあると思います。
でも、ここで大切なのは、新しいことを増やし続けることではありません。
今やっていることを中途半端に終わらせず、できることを一つずつ増やしていくことです。
もし一度不合格になったとしても、それは「自分には無理」という意味ではありません。
大切なのは、どこで点数を落としていたのかを知ることです。
単語が足りなかったのか。
長文を読む練習が足りなかったのか。
ライティングの練習方法が合っていなかったのか。
原因が分かれば、次に取り組むべきことも見えてきます。
英検合格は、才能だけで決まるものではありません。
自分の苦手な部分を知り、正しい方法で、毎日少しずつ積み重ねていくことが大切です。
残り2か月。
焦って全部を完璧にしようとするのではなく、自分に必要なことを見極めて、計画的に取り組んでいきましょう。


