「英語を勉強しているのに、なかなか伸びません」
「単語を覚えてもすぐ忘れてしまいます」
英語を勉強している生徒から、このような悩みを聞くことがあります。
英語は、数学の公式のように一度覚えれば終わり、というものではありません。
単語、文法、表現、長文読解など、たくさんの知識を少しずつ積み重ねていくことで、初めて「使える英語」になっていきます。
そのため、勉強しているのに伸びないと感じる時は、単純に勉強時間が足りないのではなく、今まで学んだことをどれだけ自分の中に残せているかを見直すことが大切だと思っています。
英語は一度で完璧に覚える必要はありません
英語学習でよくある悩みの一つが、「覚えたはずの単語をまた忘れてしまう」ということです。
でも、私は忘れること自体は悪いことではないと思っています。
むしろ、英語を学ぶ上では自然なことです。
私自身も、英語を勉強してきた中で、一度で覚えられたことばかりではありません。
何度も単語を調べたり、同じ表現に何回も出会ったりする中で、少しずつ自分の中に定着していきました。
生徒にもよく伝えたい言葉があります。
「何回も出会った単語ほど覚えるよ」
ということです。
一度で完璧に覚えようとすると、忘れてしまった時に「自分はできない」と感じてしまいます。
でも、忘れることを前提にして、また覚え直す。
その繰り返しが英語力につながっていきます。
伸びる子に共通していること
塾で生徒を見ていると、英語が伸びていく子には共通点があります。
それは、特別な才能があることではありません。
分からないことをそのままにしないことです。
例えば、分からなかった単語があった時に、その場で意味を調べる。
長文を読んでいて理解できなかった文章があれば、後からもう一度確認する。
一度間違えた問題を、そのまま終わらせずに復習する。
こうした小さな行動を続けています。
反対に、完璧主義になりすぎてしまう子は苦しくなってしまうことがあります。
「全部覚えないといけない」
「忘れたら意味がない」
と思ってしまうと、忘れるたびに自信をなくしてしまいます。
でも、英語は一回で完成させるものではありません。
何度も忘れて、何度も出会う中で、少しずつ身についていくものです。
私自身が英語を学んできて感じたこと
私自身も、留学中に最初から英語ができたわけではありません。
好きな海外YouTuberの動画や洋楽も、最初は何を言っているのかほとんど分かりませんでした。
でも、分かる単語を少しずつ拾いながら何度も聞いていると、
「あ、この表現前にも聞いたことがある」
「この単語の意味が分かる」
という瞬間が少しずつ増えていきました。
最初は小さな変化でも、それが積み重なることで、以前より英語が理解できるようになっていきました。
英語は、ある日突然できるようになるものではありません。
毎日の小さな積み重ねが、気づいた時に大きな力になっています。
大切なのは英語に触れる習慣を作ること
英語が伸びる子は、毎日何時間も特別な勉強をしているとは限りません。
もちろん勉強時間も大切です。
でも、それ以上に大切なのは、英語に触れることへの壁が低いことだと思います。
少しでも単語を見る。
短い文章を読む。
分からなかったところをもう一度確認する。
その積み重ねが習慣になると、英語は少しずつ身近なものになっていきます。
英語が苦手だから伸びないのではありません。
最初は分からなくても、何度も英語に触れ続けることで少しずつ変化していきます。
忘れてしまった単語も、できなかった問題も、もう一度向き合えば大丈夫です。
英語力は、一日で作るものではなく、毎日の積み重ねで作られていくものです。
「何回も出会った単語ほど覚える」
その積み重ねを大切にしてほしいと思います。


