●英語を話せる人は、特別な才能があったわけじゃない

英語を話せる人は別世界の人だった

中学生の頃、私はECCに通っていました。

学校の英語の成績もそれなりによく、英語が嫌いだったわけではありません。

でも、英語を勉強している一方で、ずっと思っていたことがあります。

それは、

「英語を話せる人って特別な人なんだろうな」

ということです。

洋楽を聴いても何を言っているのか分かりません。

海外のYouTuberを見ても、ただすごいなと思うだけ。

自分が英語を話している姿なんて、まったく想像できませんでした。

英語を話せる人は、自分とは違う世界の人だと思っていたんです。


留学初日、現実を知った

そんな私が留学したとき、一番最初にぶつかった壁はホストファミリーとの会話でした。

初対面だったので、笑顔で歓迎してくれました。

でも私は何を言われているのかほとんど分かりませんでした。

相手は笑顔なのに、私は愛想笑いを返すことしかできない。

頭の中では必死に聞き取ろうとしているのに、言葉が入ってこない。

今振り返ると、まるで赤ちゃんに戻ったような感覚でした。

日本語なら当たり前にできることが何一つできない。

何を話せばいいのかも分からない。

そのとき初めて、

「私は英語が全然話せないんだ」

という現実を知りました。


スターバックスが怖かった

留学中、私にとって最初の大きな壁はスターバックスでした。

アイスかホットか。

サイズはどうするか。

オプションは付けるか。

今なら簡単なやり取りですが、当時の私は「アイスかホットか聞かれていること」すら分かりませんでした。

注文するのが怖くて、なるべく列が長いときに並びました。

前の人たちが何と言って注文しているのか聞き耳を立てて、自分も同じように言おうとしていたんです。

たったコーヒーを注文するだけなのに、ものすごく緊張していました。


周りと比べて落ち込んだ

留学中は、自分より英語ができる人がたくさんいました。

年下なのに流暢に話している子。

英語以外にも何か国語も話せるトリリンガルの子。

そんな人たちを見るたびに、

「自分だけ全然成長していない」

と思うこともありました。

もっと話せるようになりたいのに、思うように言葉が出てこない。

聞き取れない。

伝えられない。

焦る気持ちもありました。


それでも続けた

それでも私が意識していたことがあります。

ホストファミリーと一緒にテレビを見ること。

食後の時間を一緒に過ごすこと。

授業では毎回先生に質問すること。

スマホの設定を英語にすること。

英語のYouTubeを見ること。

完璧に理解できなくても、とにかく英語に触れ続けました。


気づいたら変わっていた

半年ほど経った頃です。

ある日ふと、

「あれ?前より聞こえる」

と感じました。

周りの会話が少しずつ分かる。

自分の言いたいことを英語で考える癖がついている。

もちろんペラペラではありません。

でも、確実に前の自分とは違っていました。


才能より継続

今だから思います。

私が英語を話せるようになった理由は、特別な才能ではありません。

毎日少しずつ英語に触れ続けたことです。

もし今、

「自分には英語は向いていないかもしれない」

と思っている人がいたら伝えたいです。

周りと比べなくて大丈夫です。

大切なのは、昨日の自分より少し前に進むこと。

才能より継続。

私自身がそれを身をもって経験しました。

だから焦らなくて大丈夫です。

英語は、少しずつでも続ければ必ず変わっていきます。