英検対策をしていると、
「単語を覚えているのに長文が読めない」
「ライティングで何を書けばいいかわからない」
「リスニングになると急に聞き取れなくなる」
という悩みを持つ生徒を多く見かけます。
もちろん、英検に合格するためには勉強時間を確保することも大切です。
しかし、塾講師として生徒を見ていると、同じ時間勉強していても、少しずつ力を伸ばしていく生徒には共通点があると感じます。
今回は、私が英検対策を指導する中で感じた「英検準2級・2級で伸びるために大切なこと」を紹介します。
単語は「覚える量」だけではなく「覚え方」が大切
英検対策を始めると、まず単語帳を購入して勉強を始める人が多いと思います。
もちろん単語力は英検では必要不可欠です。
しかし、単語帳を何周もしているのに、実際の問題になると意味が出てこないということもあります。
その理由は、単語を「ただ日本語訳とセットで暗記している」だけになっているからかもしれません。
単語を覚える時には、
・その単語の類義語を一緒に確認する
・例文を見て、どんな場面で使われる単語なのかイメージする
・正しい発音で音読する
ということが大切です。
英語は読むだけではなく、聞く・話す力にもつながっています。
特に発音があいまいなままだと、リスニングで聞こえてきた時に「知っている単語なのに聞き取れない」ということも起こります。
また、単語学習で一番大切なのは、一日に無理な量をこなすことではありません。
大切なのは、
「自分が毎日継続できる量を決めること」
です。
100個を一日だけ覚えるよりも、毎日少しずつでも繰り返す方が、最終的には大きな力になります。
長文が苦手な原因は、文法の土台にあることも多い
英検準2級や2級になると、長文問題の難易度も上がります。
「長文が読めないから、とにかく長文問題をたくさん解こう」
と思う人もいるかもしれません。
しかし、実際に生徒を見ていると、長文が苦手な原因が単純に読解力不足ではなく、文法の理解が曖昧なこともあります。
英文を読むためには、単語だけではなく、
「この文の主語は何か」
「どこまでが一つのまとまりなのか」
「どの文法が使われているのか」
を理解する力が必要です。
私が見てきた生徒でも、最初から難しい長文に挑戦するのではなく、
文法をもう一度確認する
↓
短い英文で正確に読む練習をする
↓
少しずつ長文に挑戦する
という段階を踏むことで、徐々に土台が固まり、長文も読めるようになっていきました。
できない部分をそのままにして難しい問題に進むよりも、基礎に戻って確認することが結果的に近道になることがあります。

ライティングは才能ではなく、練習で伸ばせる
準2級や2級で多くの生徒が苦戦するのが、ライティングです。
「自分の意見を書くのが苦手」
「日本語では考えられるけど英語にできない」
という声をよく聞きます。
しかし、英検のライティングは、自由に好きなことを書く作文とは少し違います。
英検にはある程度決まった型があります。
文章の構成や使いやすい表現を身につけて、何度も練習することで、少しずつ自分の力で文章を書けるようになります。
最初から完璧な文章を書く必要はありません。
まずは型を身につけること。
そして繰り返し練習すること。
それがライティング力を伸ばすための大切なポイントです。
英検は「頑張る量」だけではなく「戦略」も大切
英検に合格するためには、もちろん努力が必要です。
ですが、ただ長時間勉強すればいいというわけではありません。
自分の目標は何級なのか。
いつまでに合格したいのか。
そのためには、毎日どのくらい勉強する必要があるのか。
自分に合った学習スケジュールを考えることも大切です。
英検には英検ならではの解き方や戦略があります。
例えば、すべての問題を完璧に理解しようとするのではなく、限られた時間の中で確実に点数を取る力も必要です。
英検は「完璧な英語力がある人だけが合格できる試験」ではありません。
目標を明確にして、自分が継続できる方法で学習を積み重ねること。
その積み重ねが、合格につながっていくと思います。
英検対策で大切なのは、短期間で無理をすることではなく、毎日の小さな継続です。
自分に合った方法で、一歩ずつ力を伸ばしていきましょう。


